第14回 醜美舎展(2017.3.22~3.26) 青木敏子 和歌一首和歌一首 白雲の八重立つ山の桜花 散りくる時や花と見ゆらん(源経信)朝倉竜樹 ちはやぶる…ちはやぶる神代もきかず龍田川 から紅尓(に)水くくると八(は) (千早振る)朝倉竜樹 海よわたしを…海よわたしをあい(愛)するならバ(ば) 今宵故郷二(に)舟をはこべよ (中島みゆき「海よ」の一節) 雨宮玉扇 省みる省みる 仏画 心水のごとし有田翠径 春風春風有田翠径 安心立命安心立命有田翠径 冥心冥心石川朋雪 多摩川に曝す手作り…多摩川に曝(さら)す手作りさらさらに 何そこの兒(こ)のここだ愛(かな)しき 多麻河伯尓 左良須弖豆久利 左良左良尓 奈仁會許能兒乃己 許太可奈之伎 (万葉集 東歌ー金文によるー)氏田東菫 山しぐれ…山しぐれ 酒やの蔵に 波深し (良寛の句)氏田東菫 氷壺氷壺氏田東菫 意自閑意自閑内田桑玉 凛凛内田桑玉 ”微やかな幸せ””微やかな幸せ” 小さな幸せ集めて大きな幸せとなる内田桑玉 酉(とり)酉(とり)内田香泉 わかれをば…わかれをばやまのさくらに まかせてんとめむとめじは はなのまに〱 -高野切第二種ー古今倭歌集巻第八ー離別ー内田香泉 櫻の思ひ櫻の思ひ江原蒼楓 月華星彩坐來収…月華星彩坐來収 獄色江聲暗結然 半夜燈前十年事 一時和雨到心頭 (杜荀鶴詩「旅懷」江原蒼楓 乱舞乱舞江原蒼楓 無為自然無為自然大津明水 炎炎大津明水 黎明黎明小野俊彦 祈り祈り柿田辰巳 酉酉柿田辰巳 送る 思いの丈送る 思いの丈(たけ)金坂翠香 水遠山長水遠山長金坂翠香 大当大当金坂翠香 然信然信金坂翠香 祝祈祝祈神山千代 指月指月神山千代 雨水雨水管 権六清田暁山 和和清田暁山 凛厳凛厳清田暁山 人間万事塞翁馬人間万事塞翁馬草津祐介 希望の鳥2017-1希望の鳥2017-1草津祐介蔵元訓征 シリーズ哲理 Weathering to sign 風化の兆しシリーズ哲理 Weathering to sign 風化の兆し蔵元訓征 腸(陽と同義)腸(陽と同義)蔵元訓征 シリーズ哲理 -陰陽五行から-シリーズ哲理 -陰陽五行から-近藤清虹 子・子・子子・子・子近藤清虹 樹樹近藤清虹 千聞不如一見千聞不如一見酒井玉蘭 幾光年太古の光…幾光年太古の光今さして 地球は春をとゝのふる大地 (美智子皇后の御歌)酒井玉蘭 鵞鵞篠田芳泉 旅の空 薔薇旅の空 薔薇篠田芳泉 篠田芳泉 冬ぬくし…冬ぬくし背を向けあって老いてゆき (毎日新聞投稿句)篠田芳泉 楽歳楽歳杉本祥泉 迷悟一如迷悟一如 (仏語)杉本祥泉 落花随流水落花随流水 (禅語)杉本祥泉 靜嘉靜嘉田口祐仙 大篆 千字文大篆 千字文田口祐仙 「天」の草書体「天」の草書体津田露風 千武陵詩君に勧む金屈巵(きんくつし) 満酌辞するを須(もち)いず 花発(ひら)けば風雨多く 人生は別離(べつり)に足る (千武陵詩)津田露風 羅漢さん広場羅漢さん広場津田露風 散懷散懷土倉峨彩 無為無為土倉峨彩 孫からのメッセージ孫からのメッセージ 全力!前進!目の前をふさいでいるのは カベじゃなくてトビラなんだ!豊泉栄子 延年寿千秋延年寿千秋飛田羽吉 虚己虚己鳥山芝堂 報本反始報本反始(「いのちの歌」より)中川紫陽 豊穣豊穣中川紫陽 糸がらみ…"糸がらみ‥紡ぐ・織る・編む"中野政子 百祥百祥日下石廣美 これやこの…これやこのゆくも帰るもわかれては 知るも知らぬもあふ坂の関 (百人一首より)日下石廣美 浮雲の望眼を…浮雲の望眼を遮るを畏れず 自ずから身の最高層に在るに縁る (宋・王安石)野田香彩 玉階生白露…玉階生白露 夜久侵羅襪 却下水晶簾 玲瓏望秋月 (玉階怨 李白)野田香彩 Best WishesBest Wishes 子供達にたくさんの幸せが訪れますように (甲骨文字「子」による。「魚」もいるヨ。)萩谷峯陽 佛心佛心橋本明泉 良寛の詩今日乞食逢驟雨暫時回避古祠中可笑一瓶與一鉢生涯蕭灑破家風 袖裏繍毬直千金自誇好手無等匹箇中意旨若相問一二三四五六七 (良寛の詩)服部正龍 返本還源事…返本還源事巳差 本来無住不名家早川祥苑 悟無好悪悟無好悪早川祥苑 ケ・セラ・セラケ・セラ・セラ ー任運騰騰によるー早川祥苑 燕 ー岩谷時子の詩ー燕 ー岩谷時子の詩ー二見薪流 松下問童子…松下問童子 言師採薬去 只在此山中 雲深不知處 (尋隠者不遇 賈島)古谷照風 殷・西周金文殷・西周金文 青銅器の鼎や彝などに記された図象銘や金文。古谷照風 天道無親天道無親 老子の格言。天道は私心不公平がなく、常に善人の味方。これに対して司馬遷は、嘗て、善人が憂き目を見、悪人が栄える現実を「天道是か非か」と歎じた。堀 雅峯 支離滅裂支離滅裂洪明均 ハングル行書作品ふるさとにふるさとに帰っても 心待ちにしていたふるさとは此処にはない 山の雉が卵を抱き ホトトギスは時を得て鳴くけれど 胸のうちにわがふるさとはなく 遠い港へと漂いゆく雲 今日もひとり山に登ると 白い花がひとつ 温かく笑み あどけないころ 奏でた草笛は 今は音も出ず ひからびた唇に空しいばかり ふるさとにふるさとに帰っても 心待ちにした空だけが どこまでも高く蒼い (鄭芝溶の詩「コヒャン」)洪 明均 暗中模索の果てに…暗中模索の果てに…洪 明均 根の深い木根の深い木三根生晴虹 風花(かざばな)風花(かざばな)三根生晴虹 山川寂寥山川寂寥水内温子 いちめんのなのはないちめんのなのはな水内温子 自然の象自然の象望月翔雲 安養安養望月翔雲 一鏃破三関一鏃破三関山口春峰 風急に天高くして…風急に天高くして猿嘯(えんせう)哀し 渚(なぎさ)清く沙(すな)白くして鳥飛び回る (杜甫「登高」より)山口春峰 好きの力を信じる好きの力を信じる (漢字・仮名交じり文)山之内伊艸 想ー流・蝶・水ー想ー流・蝶・水ー 蝶と墨流し ー乱舞ー ー休息の舞ー山之内伊艸 久可多(ひさかた)の…久可多(ひさかた)の光能(の)と希(け)き春の日尓(に) 之(し)つこころ那(な)く花のちるら舞(む) (紀友則の歌)山本錦泉 戯書三鶏戯書三鶏 ー甲骨文字によるー横田恵豊 愚図愚図横田恵豊 般若心経(妻楊枝で書く)般若心経(妻楊枝で書く)横田恵豊 秋風引(しゅうふういん)秋風引(しゅうふういん) 何れの処よりか秋風至る 蕭蕭として雁群を送る 朝来庭樹に入り 孤客最も先に聞く (唐詩選・劉禹錫)若松春翠 諸々への懐い -十二支による-諸々への懐い -十二支による- 子丑寅卯辰巳馬未申酉戌亥若松春翠 先人のひらめき先人のひらめき -柿渋による古代文字-若松春翠 積土成山積土成山渡辺悠貴 草猶當雁行草猶當雁行(哀冊臨書) Tweet 関連