第17回 醜美舎展(2020.3.25~3.29) 青木 敏子 春蘭や…春蘭や 雨をふくみて 薄みどり(杉田久女)朝倉 竜樹 月見古郷に似たる山をかぞへて月見かな(小林一茶)朝倉 竜樹 山桜花うらうらと照れる光にけぶりあひて 咲きしづもれる山桜花(若山牧水)雨宮 玉扇 虚無恬淡仏画「帝釈天騎象像」有田 翠径 阿吽阿吽有田 翠径 滴滴有田 翠径 春風入萬物春風入萬物五十嵐 亮 大伴旅人の歌酒の名を聖とおほせしいにしえの 大き聖の言のよろしさ石川 朋雪 飛雪千里飛雪千里「屈原」氏田 東菫 放情自娯放情自娯氏田 東菫 天眞素裸天眞素裸氏田 東菫 時の欠片時の欠片内田 香泉 古木鳴寒鳥…古木鳴寒鳥 空山啼夜猿内田 香泉 鳴鳳鳴鳳内田 桑玉 鶴壽千歳 鶴壽千歳 ー為還暦ー内田 桑玉 雲おうい雲よ ゆうゆうと ばかにのんきさうぢゃないか どこまでゆくんだ ずっと盤城平の ほうまでゆくんか (暮鳥の詩) 内田 桑玉 子子大木 祥琴 五福と幸せの虹…五福(周~漢の時代)と幸せの虹をイメージしてみました。 寿:長寿 富:豊かな財 康:健康 德:有徳 樂:終命の安楽大木 祥琴 不易流行不易流行 (芭蕉)大津 明水 繋さあ! 手を繋いで 想いを繋いで 希望を繋いで大津 明水 旅立ち103歳で逝った母を想って大野 誠風 誠誠小野 俊彦 「陰 #2」「陰 #2」小野 俊彦 「陽 #2」「陽 #2」柿田 辰巳 HARUHARU柿田 辰巳 亀の歌亀の歌柿田 辰巳 さわらびの歌さわらびの歌金坂 翠香 十駕 駑馬十駕継続は力なり金坂 翠香 枯木心『 静寂そして~古人の心にふれて 』金坂 翠香 心穏やかに~聖なる清流に月影照らす~金坂 翠香 浄潔~伊勢の小川より~神山 千代 一期一會一期一會神山 千代 全身長全身長菅 権六清田 暁山 勉閑遊勉閑遊(白居易)清田 暁山 亀游池 鹿走野亀游池 鹿走野清田 暁山 忠恕忠恕草津 祐介 先義後利先義後利草津 祐介 握手言歓握手言歓(巴金)蔵元 訓征 シリーズ哲理<陰行五行> -起・承・転・結ー 「その転ーC・壊 and 組成」シリーズ哲理<陰行五行> -起・承・転・結ー 「その転ーC・壊 and 組成」蔵元 訓征 山頭火-そのもどかしさ-心落ちつけば水の音(マッチ棒での書-儘ならぬもの-)近藤 清虹 有徳者必有言有徳者必有言近藤清虹 江雪千山鳥飛ぶこと絶え 万径人蹤滅す 孤舟簑笠の翁 独り釣る寒江の雪 (柳宗元)近藤清虹 偶成少年老い易く学成り難し 一寸の光陰軽んずべからず 未だ覚めず 池塘春草の夢 階前の梧葉 已に秋声(朱熹)酒井 玉蘭 百人一首(八首)曾祖父 夏の夜は まだ宵ながら明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ(清原深養父) 父 契りきな かたみに袖をしぼりつゝ 末の松山 波越さじとは(清原元輔) 娘 夜をこめて 鳥のそら音ははかるとも よに逢坂の関はゆるさじ(清少納言) 父 秋の田の かりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつゝ(天智天皇) 娘 春過ぎて 夏来にけらし白妙の 衣ほすてふ天の香具山(持統天皇) 父 天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ をとめの姿しばしとどめむ(僧正遍昭) 子 今来むと いひしばかりに長月の ありあけの月を待ち出でつるかな(素性法師) 酒井 玉蘭 平成皇后美智子妃殿下の歌初夏の光の中に苗木植うる この子どもらに戦あらずな杉本 祥泉 上邪我君と相知り 長命に絶え衰うること無からしめんと欲す 山に陵無く 江水竭くるを為し 冬雷震震とし夏に雪雨り 天地合すれば 乃ち敢て君と絶たん杉本 祥泉 来日大いに難しに当つ日の短きを苦しむ 楽しみ余り有り 及ち玉樽を置きて 東厨を辧ぜしめ 情故を広くし 心相於しむ 門を闔ざして酒を置き 和楽して欣欣たり 馬を遊ばして後れ来たらしめ 轅車は輪を解かしむ 今日堂を同じくするも 門を出ずれば郷を異にす 別るるは易く会うは難し 各おの杯觴を尽くせ(曺植)杉本 祥泉 河傳春暮 微雨 君を南浦に送れば 双蛾を愁斂せしむ 落花の深き処 啼鳥は離歌を逐うに似 粉檀と珠淚と和す 流れに臨んで同心を把りて結べば 情は哽咽す 後会は何の時節ぞ 回首するに堪えず 相望めば已に汀洲を隔つ 櫓声は幽かなり(李珣)杉本 祥泉 述懷(魏徵)中原還逐鹿 投筆事戎軒 縱橫計不就 慷慨志猶存 杖策謁天子 驅馬出關門 請纓繋南粤 憑軾下東藩 鬱紆陟高岫 出没望平原 古木鳴寒鳥 空山啼夜猿 既傷千里目 還驚九逝魂 豈不憚艱險 深懷國士恩 季布無ニ諾 候嬴重一言 人生感意氣 功名誰復論田口 祐仙 百福百福田口 祐仙 漢代瓦當方格四乳葉文鏡方傳(臨書)・風壽存當 ・脩相思愼 母相忘大樂未央 ・結心相思 幸母見忘 千秋萬歳 長樂未央 ・日有壽 宜酒食 長貴富 樂母 ・千秋萬歳 長樂未央田口 祐仙 無一物無一物津田 露風 人盡樂人盡樂津田 露風 墨縁居墨縁居(ぼくえんきょ) 書室の名 墨縁は書の道のつながり津田 露風 壺中日月長壺中日月長飛田 羽吉 長塚節のうたあらかじめ 持てりし雨をことごとく 土に返して 春はゆくめり飛田 羽吉 小川芋銭の句しほ鮭に 葉書が二枚 元日サ飛田 羽吉 一笑百慮忘一たび笑えば、百慮(多くの憂い)を忘れる。鳥山 芝堂 一寸千貫一寸千貫中川 紫陽 獨坐大雄峰獨坐大雄峰中川 紫陽 解ける解ける中川 紫陽 瑞氣瑞氣名倉 あき つき 雪月花つき 雪月花(ペーパードライポイント紙凹版画)名倉 あき はな/ゆき 雪月花右作品:はな 雪月花(ペーパードライポイント紙凹版画) 左作品;ゆき 雪月花(ペーパードライポイント紙凹版画)日下石 廣美 淺茅生の…淺茅生の小野のしの原しのぶれど あまりてなどか人のこひしき野田香彩 楽遊原(李商隠)暁に向んとして意適せず 車を駆って古原に登る 夕日無限に好し 只だ是黄昏に近し野田 香彩 楽遊原(李商隠)夕暮れのせまる頃、何がなし心は満たされない。車を走らせ、町を出てすっと古い原に登る。原から見る夕日は、この上もなく見事だ。だがしかし、もはや黄昏は近く、この夕日も消えてしまうのだ。萩谷 峯陽 道有足下道有足下橋本 明泉 孤軍奮闘孤軍奮鬪破囲還 一百里程壘壁間 吾劍既摧吾馬斃 秋風埋骨故鄕山橋本 明泉 游雲驚龍游雲驚龍服部 正龍 春色無高下春色無高下早川 祥苑 三毒 ー鶏と蛇と豚ー人間の持つ煩悩の中で諸悪の根源とされている貪る・怒る・愚痴るの三つを鶏・蛇・豚に例える早川 祥苑 不遷怒不遷怒早川 祥苑 魚行きて水濁る魚行きて水濁る平野 恵泉 さくら花…さくら花ちりぬる風のなごりには 水なきそらに波ぞ立ちける(紀貫之・春の歌) をり知れる秋の野原の花はみな 月の光の匂ひなりけり(慈円・秋の歌)故 二見 薪流 和神養素和神養素古谷 照風 鮮鮮(完全美を越えた不完全の美を求めて)古谷 照風 般若心経 (米粒写経)般若心経 (米粒写経)古谷 照風 亀龍寿亀龍寿洪 明均 Heart Sutra~「陰陽」Heart Sutra~「陰陽」(ハングル般若心経塔による)洪 明均 Heart Sutra~「陰陽」Heart Sutra~「陰陽」(篆書般若心経塔による)水内 温子 胡隠君を尋ぬ渡水復渡水 看花還看花 春風江上路 不覺到君家水内 温子 無題三根生 晴虹 回帰回帰三根生 晴虹 不滅不滅山口 春峰 餞春 (春を送る)欲迹春歸處 問春春不語 流水與落花 悠然背人去山口 春峰 初春の…初春の令月にして 気淑く風和ぎ山之内 伊艸 麀麀山之内伊艸 只道梅花…只道梅花発くと那ぞ知らん(杜甫の詩)山之内 伊艸 竹情竹情横田 恵豊 日々是好日日々是好日 雨の日は雨を愛し 風の日は風を好み 晴れた日は散歩しよう 貧しくば心に富を 中国唐末の禅僧の雲門文偃(864~949)の語です。「毎日が好日である」であると言っているのではなく「毎日を好日にせよ」と呼びかけている、命令形なんです。しかるにいかにして「日々是好日」にするかです。宮沢賢治の「雨ニモマケズ、風ニモマケズ…」毎日をしっかり生きていこうとしています。生活信条をもっていたようです。これに対してフランスの詩を日本に紹介した堀口大学の詩「雨の日は雨を愛し、風の日は風を好み…」と対比すると面白いと思います。横田 恵豊 春夜喜雨好雨 時節を知り/春に当たりて乃ち発生す/風に随い潜かに夜に入り/物を潤して細やかにして声無し 野径 雲は倶に黒く/江船 火は独り明らかなり/暁に紅の湿れる処を看れば/花は錦官城に思からん 「春夜喜雨」杜甫若松 春翠 山中無歴日山中無歴日若松 春翠 母の愛母の愛若松 春翠 大嘗祭大嘗祭渡辺 ユキ子 舞舞渡辺 ユキ子 臨 書譜企学者希風敍妙難述猶疎 shu_bi_sha 第21回醜美舎は無事に終了致しました 第21回醜美舎展、本日最終日! #書道 第21回醜美舎展、本日最終日! #書道 第21回醜美舎展、本日最終日! #書道 第21回醜美舎展、本日最終日! #書道 さらに読み込む Instagram でフォロー Tweet 関連